お知らせ
検定防爆

爆発試験設備改修工事完了のお知らせ

試験認証部

 当協会では、爆発試験設備の改修(以下、「改修」という。)について、令和3年11月から行われていた防爆構造電気機械器具の耐圧防爆構造の容器の試験を行う爆発試験設備及び、本質安全防爆構造の火花点火試験を行う試験設備の改修工事が令和4年3月末に一部の追加工事を除いて完了しました。昨今の半導体不足などの影響を受け、改修工事は当初予定より1ヵ月ほど遅れましたが、令和4年4月1日より、新設備で試験を行うことが可能となりました。
皆様にはご迷惑をお掛け致しましたが今後も変わらずのご愛顧を賜りたくよろしくお願い申し上げます。

○改修の概要
 今まで火花点火試験設備は、爆発試験設備とは別の試験室にありましたが、今回の改修工事により、同設備は爆発試験設備に併設されまた。なお、火花点火試験設備には大型のドラフトチャンバーが設けられ、光放射による発火試験(IEC 60079-28関係)も行えるものとなっています。
 また、爆発試験設備と火花点火試験設備は、試験ガス系が1つに統合し、省スペース化を実現しました。操作面については、試験ガスの作成、供給、排気などはコンピュータ制御され、作業者は液晶画面を見ながら操作を行い、その大部分が自動化されました。その結果、安全性の向上及び試験期間の短縮が期待されます。その他、旧設備の老朽化によるガス漏れリスクを解消しました。

○留意事項
(旧設備の)大型の試験槽は、使用できなくなりました。また、長尺のサンプルの試験も実施できなくなりました。

ここでいう「爆発試験設備」とは、耐圧防爆構造又は非点火防爆構造において、試験槽にサンプルを入れて、試験ガスを封入して点火させて、防爆性の確認を行う試験に使用する試験設備を指します。主に試験ガス混合設備、配管、試験槽及び制御盤から構成されます。


以上